トルストイ。戦争はなぜ起こるか。それは真の宗教を失ったからだ。人々は悔い改めて、神の意に従うべき。隣人を愛し、施せ。
平民社。社会主義者。「戦争がなぜ起こるか」の問いに「隣人を愛せばよい」というのは「いかにして裕福になるか」の問いに「金を儲ければよい」と答えるようなもの。解決になってない。戦争の原因はそうではなく、資本主義がはびこり、経済競争が激化したからだ。だから資本主義を廃止して、社会主義にすればよい。
ロンドンタイムズの記者。トルストイの「自国が攻められても戦争に関わらない」という態度は間違いだ。トルストイは愛国心が欠如している。トルストイはヨーロッパ思想を理解しないスラブ民族だ。純粋なヨーロッパ人ではない。
仏『フィガロ』紙の記者。トルストイは、ヨーロッパ人(ロシア)が日本人に敗北することの危機感をもつべきだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
世界史
- 感想投稿日 : 2022年4月6日
- 読了日 : 2022年4月5日
- 本棚登録日 : 2022年4月5日
みんなの感想をみる