いっさい夢にござ候 本間雅晴中将伝 (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2015年5月25日発売)
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本間中将…フィリピンでマッカーサーに手痛い目を遭わせたがために日本兵の罪を一身に背負って戦後処刑された悲劇の将軍である。形式的にはバターン死の行進の責任をとらされたのだが、本間氏は戦争捕虜に虐待など決して命じたりはしない人格者で、イギリス通で、1943年以後は日本で終戦平和を実現すべく尽力した方なのである。今村均と並び、こんな人がいたのだと日本人は知るべきだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2018年5月12日
読了日 : 2018年5月12日
本棚登録日 : 2018年5月12日

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