名前だけは何度も聞いていましたが、それだけで手に取ることはありませんでした。しかし実際に読んでみると、とっても素敵ではないですか。14歳のソフィと共に哲学の黎明から、思想を手繰っていきます。ただの思想の寄せ集めではなくて、やさしい言葉を使い、多くの示唆に富んだテキストです。そして小説としての体裁も崩していない、決して哲学を伝えるためのおまけのような物語ではない、ということです。
何よりもこれを書こうとした著者に脱帽です。娘が14歳になったら、一緒に読んでみたいなと思わせる、そんな一冊でした。
13/6/25
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
哲学・思想
- 感想投稿日 : 2013年6月25日
- 読了日 : 2013年6月25日
- 本棚登録日 : 2013年5月13日
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