堕落論 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1990年11月20日発売)
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本棚登録 : 1419
感想 : 99
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2回目の読了。初めて読んだとき、
「私は坂口安吾の文章は、なんだかきらいだ」
と感じたのだが、数年ぶりに読んで、前回とはまた違う感想。

堕落論・・・悪くないかも。

それが、内的要因なのか外的要因なのかは分からないけれども。
私が文学に対して冷めたからなのか、
安保法案が問題になっているご時世だからなのか・・・
そして安吾の文章は、太宰治に通づるところがあるし、その内容は会田誠に通づるところもあるなあと。
(太宰治のことを、フツカヨイ的だと言っていたのはなるほどと思った)

坂口安吾のいう「堕ちる」とは、「存在する」ということなのかなあと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 男性作家
感想投稿日 : 2015年9月28日
読了日 : 2015年9月28日
本棚登録日 : 2015年9月28日

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