限られた文字数で、いかにして「自分が書きたいこと」を「他者が読みたくなるように」書くか――エッセイに特化した技法書で、内容はかなり手堅い感じ。流し読みには向かない。
著者のエッセイを例にして、「ここはこういう狙いで書いた」を非常に細かく解説している。
こんなに手の内を明かしていいのか、と不安になるくらいだが、そのぶん著者がいかに心を砕いて文章を組み立てているのかがよくわかる。
第四章「文を制御するマインド」は文章作法的な内容でありながら、よくある「一文は短く」的なアドバイスに留まらず、一歩踏み込んでいるのがよかった。
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- 感想投稿日 : 2021年6月26日
- 読了日 : 2021年6月26日
- 本棚登録日 : 2021年6月21日
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