★あらすじ
大陸からつきでた半島には、沙維、巨山、江南という3つの国が並び立っている。
その中の沙羅の国で、天山で巫女になるべく、乳児のころから修行を続けてきたソニンだったが、ついに夢見の力をコントロールすることができるようにならず、12歳の時に「見込み違い」として、山を下ろされた。
家族のもとにもどり、普通の農家の娘としての生活を始めたソニン。
ミンという親友もでき、下界暮らしにも慣れてきた頃、ひょんなことから沙維の国の末王子、イウォルの元で働くことになる。
★感想
ソニンは↑のように、生まれてすぐから超ストイックな生活と育てられ方をしていたため、欲はないし、裏表もない、超素直でまっすぐな娘なわけです。
そんな彼女の影響で、気むずかしいイウォルをはじめ、隣国の王子や王女も変化していきます。
ソニンがつないだ彼らの交流は、緊張状態にある三国の関係をどう変えていくのか……という、冒険ファンタジーです。
これの1巻が菅野さんのデビュー作で出世作なんだね! これでいっぱい新人賞もらってらっしゃいます。
5巻シリーズの1冊ごとにソニンは窮地におちいるんですが、児童文学だけに、確実に乗り越えられることがわかってるので、ハラハラしつつも安心して読めます。
ハリポタみたいに、いきなり主要キャラが亡くなったりとかはありませんのでね^^;
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2011年12月1日
- 読了日 : 2011年12月1日
- 本棚登録日 : 2011年12月1日
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