アイドルマスターのアイドルをデフォルメしたような「ぷちどる」とアイドルの日々を描く4コマ作品。実際のアイドルをデフォルメするのではなく、ぷちどるという存在として同時に存在させてアイドル自身と絡ませることが最大の特徴かと思う。これによってアイドルの会話だけでもネタが作れるので扱えるネタの幅が広くなるし、ペットのような存在としてのぷちどるの魅力も出ている印象。各ぷちどるにはファンタジーなものまで含めて特性がある。
1巻では色々なネタをやりつつぷちどるを集結させていく。一気に集まるわけではないので次に誰が登場するか気になって楽しい。あえてデザイン元のアイドルと対面させるのを焦らすのも面白い。ネタとして長く使ったものをしっかり回収して行くのが特に巧く、焦らした分だけの面白さが保証されている。
ただ、アイドルの性格には二次創作的な部分が大きい。4コマとしてネタを作る上でやりやすく解りやすい笑いが生まれる利点はあるが、イメージがやや遠くなっている印象もあるので気になる部分もないではない。
読書状況:読み終わった
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知人
- 感想投稿日 : 2012年11月26日
- 読了日 : 2012年11月26日
- 本棚登録日 : 2012年11月24日
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