ソーカル事件をほぼリアルに見た世代としては、懐かしく眺めました。
英語版をずいぶん昔に読みましたが、今回はじめて邦訳を眼にしました。
文芸用語の翻訳にとても四苦八苦している様子がうかがえます。
でもこの本は出ないほうが、面白かったなあ、正直。
『Transgressing the Boundaries』を「あはは、うまい、うまい」とニヤニヤ笑うほうが読者としては楽しかったです。
「人文学者としちゃ、あんたら大したモンなんだろうけど、数学なめんなよ」がソーカルの心情だったんじゃないかなあ、と。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
お笑い
- 感想投稿日 : 2011年1月5日
- 読了日 : 2009年10月12日
- 本棚登録日 : 2010年10月5日
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