ぽっぺん先生と笑うカモメ号 (岩波少年文庫 100)

著者 :
  • 岩波書店 (2002年9月20日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 6
4

子どもの頃、大好きだった「ぽっぺん先生」シリーズ。
帰らずの沼と、日曜日は覚えているのに
笑うカモメ号は内容がまったく記憶になかった。

それもそのはず…今回再読して、納得。
これ、子どもには少し難しすぎる。

記憶、悪魔、誘惑、裏切り、進化論、夢、少年時代、母親…

それらのごった煮スープ。

特筆すべきはコトバ遊びのうまさ。
(ダジャレなんですが、うまい!)

それにしても
悪魔たちの醜悪さと対比して
カモメの美しさが切ない。
あんがい萌えキャラかもしれない。

いつかきっとアルカナイカにたどり着く日まで
ぽっぺん先生は、独身を貫き通すのかな…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年5月16日
読了日 : 2010年5月16日
本棚登録日 : 2010年5月16日

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