ファンタジスタドール イヴ (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-2)

著者 :
  • 早川書房 (2013年9月20日発売)
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本棚登録 : 480
感想 : 42
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ファンタジスタドール プロジェクトの一環として、
メインストーリーの過去話となる作品。
ある物理に携わる人間の人生とイヴとい存在を生み出すまでの物語。

メインとなるアニメは観ずに、野崎まどの作品として読みました。
太宰治の人間失格に寄せて書かれたというのを見たのですが、
読んでみて、たしかに、人間失格に似ているし、
三島由紀夫の青の時代にも似ているという印象。

読んでいる感じでは、そういういった文豪に寄せたことで、
少し古い感じの流れや文章と言う感じであるのに、
高度な物理学やLANが出てくるあたりは、現代か未来でSFであることが
わかります。
この作品から読むのとアニメなど他の作品を観たり読んだりしてから、
読むのとでは印象が変わってくるでしょう。
自分としては、アニメを観てみないことには、何とも評価が難しく、
唐突な最後の展開には難儀ですが、伏線的なところを鑑みれば、
繋がる展開なのかとも思うところ。

理想の女性とは・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年12月2日
読了日 : 2022年12月2日
本棚登録日 : 2022年11月29日

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