デジタル空間ハウス: 夢が現実になった!電脳住宅

著者 :
  • ソフトマジック (2003年6月1日発売)
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この本を読んで感じたのは、この著者の目指すIT住宅とは『頻繁に変化する設備を抱えた住宅をどのようにつくるか』ということにつきるようです。ケーブルが多く、更新頻度が今までに比べて極めてはやい機器をどのようにインフィルとして作り込んでいくか、ということは確かに重要なテーマである。また、それらの機器を使って、最終的には、家の床・壁・天井が記憶するマシンになっていくという発想は極めて興味深い。以下は、重要だと思われるポイント。

PCの性能は十分な水準に達しており、あとは、ディスプレー、キーボードなどのインターフェースが重要になる。/箱もの専用ではなく、運用しながら情報を蓄積できなければだめてある。柱の傷のように。/IT住宅は、更新速度がはやいため、ノーメンテナンスとうわけにはいかない。そのため、売りたがらない。/美容院は最先端の機器と空間を統合した好例である。/実は和室はIT機器と相性がいい。畳にしろ、長押にしろ・・。/Augumented REality = リアルな現実を、コンピュータで補強していく。ディスプレーの外にある現実空間にどうコンピュータが融合していくかがテーマになる。ソニーインタラクションラボラトリー室長暦本純一氏/

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 空間を考える本
感想投稿日 : 2007年7月27日
本棚登録日 : 2007年7月27日

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