魔術から数学へ (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社 (1991年11月5日発売)
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本棚登録 : 273
感想 : 18
5

めちゃめちゃ面白い。
残念ながら私の数学知識、歴史知識がないから、おもしろさは半減の半減、それでも面白い。
学が無いことでおもしろさを感じられないのが、とってもくやしい。

17世紀となれば、数学の専門家もいなければ、物理の専門家もいない、気になることはなんでもやった。
今では細分化して、専門的に、より専門的になっているけどね。

はっきりいって、高校数学、大学受験数学はとてもできた。
ただ、その意味は知らないものばかりで、
意味がわからないからこの本のおもしろさがよくわからない。

わからないままテクニックとして、数学をやっていたのです。
パズルを解くように。

この本を読んで、微分積分が実は面白いのじゃないかと。
テクニックでやっていたけど、なんで微分積分なんてものがあるのか?

そういうとこが実は面白い。

テクニックとしての数学を楽しむ人もいるだろうけど、
そもそも数学は生きてきたなかでの疑問を解決するためにうまれたものです。

その解答だけ学ぶよりも、その疑問も学んだ方が面白いよね!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: はっはっはな本
感想投稿日 : 2013年7月27日
読了日 : 2013年7月27日
本棚登録日 : 2013年7月27日

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