まぁまぁ面白いが、内容は古い。そうか、10年以上前の本だった。
ハッキングをして、トレーディングをして楽しむ。
誰にも迷惑は掛かっていないという物語。
それはそれで面白いのだが、
どうしても私が突っ込んでしまうのは、
ギャンブルの件である。
p.192
後藤が、長峰に
いい目がでるか、悪い目がでるか、
ギャンブラーの心境ですね。
と言った時に、
長峰が、ディーラーとギャンブラーは全く違うというのです。
ディーラーは可能な限りの情報を収集し、
分析し、理論を構築し、戦略をたて、市場に臨むのがディーラーだというのです。
一か八かのギャンブラーとは根本的に違うと、
ギャンブラーは軽蔑する人種だと。
後藤は重ねます、
いくら完璧に思える予想でも、
最後はカードを開けてみるまでわからないでしょう?と。
私は人生そのものがカードを開けてみるまでわからないと思っています。
カードを開けてみるまでわからないことですが、
もちろん情報を収集し、分析し、理論を構築し、戦略をたてて場に臨んでいます。
それはどんなことでも同じではないでしょうか、
私はカジノに行きますが、真剣です。
それを一か八かのギャンブルだと言われて否定できませんが、
同様に、人生だって一か八かでしょう。
そのことにたいしていかようにのぞむのかということです。
カジノはとても効率のよいゲームです(笑)
ただ、とても負ける人間がおおいのも事実です、
それはカジノをゲーム場ではなく賭場だと捉えるからです。
まぁ遊び方はひとそれぞれだけどね。
- 感想投稿日 : 2013年5月19日
- 読了日 : 2013年5月19日
- 本棚登録日 : 2013年5月19日
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