建築紛争: 行政・司法の崩壊現場 (岩波新書 新赤版 1053)

  • 岩波書店 (2006年11月21日発売)
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2月?
[内容]
耐震偽装の問題に象徴される「質の偽装」を皮切りに、脱法上状態で成される建築物の「数の偽造」に関しても大きく取り上げ問題点を指摘している。これらに影響力を与える官民、そして司法の問題点を指摘する。
[感想]建築行政の問題点を大きく実感した。耐震偽装の問題は、その1つに過ぎず、制度的な問題を多く含んでおり、それが修正されない限りは建築紛争というのは残念ながら続いてしまうのかもしれない。また本書を読みながら、都市は、社会的共通資本とした宇沢氏の指摘を思い出した。都市と言うのは、営利企業の利潤追求の為の場だけであったはいけないた思った。

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カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2007年2月12日
本棚登録日 : 2007年2月12日

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