三国志〈3の巻〉玄戈の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2001年8月1日発売)
3.96
  • (192)
  • (177)
  • (203)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 1687
感想 : 100
4

北方三国志では最後まで呂布はかっこいい男であった。他の作品では裏切り、裏切り、最後には裏切られるのだけど、最後まで本当にカッコよく描いていた。

三国志の中で最強であろう男。作中でも後悔しているように劉備と呂布が最高の関係を結んでいたならもしかしたら劉備が早い段階で統一をしたのかな??
そうしたらレッドクリフは作られなかったってことに・・・。

他の作品で自分は呂布になんの魅力も感じなかったんだけど、この作品から三国志に入り込んだら確実に好きな人はいるでしょうね。
ただ、マザコンであるけど。まぁそれ以外は女性が惚れるであろうな~。一途な男だし。

そうして、クライマックスは
孫策・周瑜コンビによる好きな女の子を拉致強制結婚!!!
おいおい!って、ツッコミを入れたくなりますが相手もなんだかんだと受け入れているのが・・・凄いぞ!!

レッドクリフでは見事にヒロインの座を得ている小喬がここでもお姉さんと共にヒロインになって行きそうだけど、1・2巻で巻末のトリを飾った孫一族なのが今回は奪われているから今後の流れ次第だろうけど。

そして、周瑜が表舞台に出て来ましたね
まだまだ若造ですが、この後の活躍が楽しみ!早く孔明と出会わないかな~

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・時代劇/歴史物
感想投稿日 : 2011年1月27日
読了日 : 2011年1月27日
本棚登録日 : 2011年1月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする