チェルノブイリの祈り-未来の物語 (岩波現代文庫)

  • 岩波書店 (2011年6月16日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 3
5

広島の原爆は、小学校の修学旅行がきっかけで学校でも勉強したはずだけど、これを見て放射能について何もわかっていなかったと思いました。
本書のように、大きな事柄を理解するにはまず個人の小さな視点から、書いてあると入っていきやすいし興味も湧くのだと実感し、私が小学校時代もそんな勉強がよかったのではないかと思いました。

放射能の恐ろしさ以上に、国家レベルになると個人は切り捨てられることが恐ろしかった。
メディアや政府からの情報は鵜呑みにしてはいけないと思ったし、自分から情報を得て、判断していかなければいけない。
福島の原発事故もメディア頼りで、何も勉強しなかったことを反省しました。この本で「原発のうそ」の本を読み、さらに放射能についての理解が深まりました。
本書は、自分の頭で考えることの重要さに気付かされた本で、周りの人にも勧めたいと強く思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月27日
読了日 : 2020年6月25日
本棚登録日 : 2020年6月25日

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