言葉が通じないからこそ生じる〝すれ違い〟がもどかしくて、焦れったくて、切ない…けど萌える!
最高のすれ違いBLでした。
可哀想で健気なリク(受)が愛おしくて仕方ない!
虐待により成長が止まってしまい、実年齢17歳の割に言動が幼くて、12歳前後の〝合法ショタ〟な印象です。
敵対するマフィアへの交渉材料として利用しようと考えていたクラウディオも、リクの健気さに絆されてしまう変化が堪りません……!
情が湧かないよう一線を引いていたのに、自分を犠牲にしてファミリーを守ろうとするリクの姿にノックアウト!
そりゃ、非力でか弱い癖に全身全霊で自分を守ろうとする健気な生き物とか、可愛くて仕方ないよね……!!と、メロメロになっちゃうクラウディオに激しく同意でした。
2人のカタコトの英語でのやり取りが微笑ましくも焦れったくて、本当に伝えたい事が上手く伝わらないもどかしさ……
更には言葉の壁だけではなく、マフィアの若きドンと虐待の末に売り飛ばされた少年という、立場の違いからも徐々にすれ違っていく2人に、切なさMAXで悶えました。
裏社会の血生臭いシーンもありますが、ファミリーの仲間達は本当に優しい人ばかりで、傷ついたリクの全てを受け入れてくれる無償の愛情に癒されます。
電子書籍だとイラストは表紙のみで挿絵無し。
書籍でも欲しいので、是非とも新装版をお願いします!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月13日
- 読了日 : 2024年2月8日
- 本棚登録日 : 2023年11月30日
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