読む前の予備知識で本作が実話じゃないと知り、ちょっと落胆~装丁にあるアメリカ人大佐と「超」日本的女性をイメージして読むと至悦だったのに。
幾度となくヒロイン 如水の美貌と身なりの素晴らしさ、アレンの若き白人男性の美貌が描写されていて、イメージが膨らまない方がおかしいでしょう・・マ、アレンの元婚約者 白人女性の美貌も書かれてはいるけれど。
執筆刊行が吉田茂のミズーリ―号上での講和条約締結・・100年前ではないけれど、社会のうねりは日米双方であったんだなぁとは実感。
歴史が進むように、ひとの心もうねり、習慣倫理そして法律も変えられて行く。
でも水面下では未だ厳然とある人種間差別。白人と黄色より白人黒人間はかなりハードだと思えるが。
登場場面が颯爽としていただけに アメリカに戻ってのアレンの失速はがっかりより、笑え、あたかも嘲笑のそしりはまぬかれまい・・シンシアに手のひらを返されるのも相当だw
違和感を感じた場面・・松井登が父親を語る表記~松井さん・・変な感覚。
それと生まれる前から「その子」に名前を付けてていた如水。一度だけ会いに行くが、対応する独逸人女医と里親になる夫人が人工物のようなそぶり、行動なのが?
パール・バックの目から見る状況はこう映ったのか。。。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月2日
- 読了日 : 2022年8月2日
- 本棚登録日 : 2022年8月2日
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