トミーとタペンスシリーズ、新訳といえるのかな・・私は初読だけれど。
もはや、歴史の一コマになっている時間1916年に実際起きたルシタニア号の沈没遭難事件に問う作品の発端が起きている。
裏表紙にある登場人物の【ミスター・ブラウン】が?になっているのが作品の大きなポイント。
最近の推理作品になれた脳みそにはシンプルかつ歯切れのよいセンテンスがとっても読みやすい。
一日でだれることもなく読了。
話の骨子のわかりやすさ、むろん良質の訳文ということもあるけれど、さすが若きクリスティが満を持して世に発信させただけのことはある。
訳者の語りに載っていた【登場人物の命名の由来】もウィットが利いていて面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
英国作品
- 感想投稿日 : 2023年5月10日
- 読了日 : 2023年5月10日
- 本棚登録日 : 2023年5月10日
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