胃がんである事がわかった33歳の笹本遼賀。一人苦しむ中で思い出したのは15歳の時に弟と雪山で遭難した時の事。
家族、同級生の視点で語られる中で、家族の秘密、遼賀の人となりがわかっていく。どの人も優しくて、心情が痛いほど刺さる。家族の絆、遼賀と矢田のやり取りは強く印象に残る。互いを思いやる心、本音を吐き出せる相手がいる事は大きいなと思う。
そして遼賀自身が地に足をつけて生きてきた人。彼の生き様に涙が溢れて止まらない。遼賀のように生きたいと強く思う。
誠実に生きる事を教えてくれた大切な本。一人でも多く触れてほしい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月9日
- 読了日 : 2024年1月9日
- 本棚登録日 : 2023年12月4日
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コメント 2件
マメムさんのコメント
2024/01/09
みんとあめさんのコメント
2024/01/09