西宮と距離を近づけた石田は、過去に奪った可能性を取り戻すべく佐原と西宮を再会させる。石田以上に一気に西宮との距離を近づけた佐原と見てほっとしつつ、小学生のころに佐原が不登校になってから石田がしてしまった過ちを告げ、複雑な心境を持ちながらも現在の西宮が笑っているのであれば、と堪える佐原。もしも他の同級生とも西宮がうまくやれるのであれば・・・そう思う石田の前に現れたのは同じく西宮いじめに参加していた植野。しかし植野は石田の想いもむなしく、過去と同じように西宮を見下した接し方しかせず、後悔の念を強める。そんな石田を見た植野は、石田にも強くあたってしまう。
佐原はずっと西宮のことを見ていたから、だからこそ西宮とは近づくことができたけど、植野は西宮越しに石田を見ていたから(好きだったから)、西宮を見ている石田のことも嫌だし、当然西宮のことも嫌だった…多分植野は西宮に障害があろうとなかろうと西宮のことを拒絶したんだろうなぁと。そういう意味では障害の有無によらない平等な「嫌い」だったのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2022年3月28日
- 読了日 : 2022年3月28日
- 本棚登録日 : 2022年3月28日
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