”27歳で他界してしまったニューヨークの天才画家ジャン=ミシェル・バスキアの生涯を完全映画化―。” (DVD裏面より抜粋)
アンディ・ウォーホルは知っていたけれど(とは言っても知っていたのはその名前と、『ポップアート』と言う言葉と、その作品の幾つかくらいなのだけれど)この人(バスキア)の事は全く知らなかった。人にお薦めされてDVDをお借りして観たのだけど、観終わったときに久しぶりに心から面白い、と思えたので感想を。
あるシーンでのインタビュアーとバスキアの言葉のやり取りを観ていたときに、じわりとくるものがあって、そこで涙が出た。
「なぜ人間を―そう乱暴に描く?」
「人間てのはだいたい乱暴なものだからだ」
「やさしくなんかない」
それまで観てきたシーンの積み重ねの後で聞かされたその言葉。どこか独り言みたいなそれは、その言い方は、すごく不器用なものに感じられた。うぇーん(何)そしてそのあとは観ながらすごくマメに(?)涙が出てしまった。鼻もかんだ。汚いな(だから何)
映像もとても面白いな、と思ったし音楽(音声?)の使い方も面白かった(ビル郡の向こうの空に浮かぶサーフィンの映像、あれは何だったのかな。ハワイなの?)。
1988年に27歳でヘロイン過剰摂取のため他界した、NYの画家のはなし。ちょっと興味を持ってこの人について掘り下げてみようかな、と思っています。個人的にはとっても好み。良作です。
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- 感想投稿日 : 2007年5月7日
- 本棚登録日 : 2007年5月7日
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