([ほ]4-6)活版印刷三日月堂 小さな折り紙 (ポプラ文庫 ほ 4-6)

  • ポプラ社 (2020年1月4日発売)
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感想 : 95
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いよいよ最終巻
読んでいると、今までに登場した人が出てきて、なんだか懐かしい感じがした

ちょうちょの朗読会を開いた司書の小穂さん、デザイナーで三日月堂に出入りしていた金子さん、三日月堂でアルバイトしている楓さん、高校の文芸部の侑加さん、亡くなった姉のファースト名刺「あわゆき」を作った広太君など

みんなそれぞれの人生を着実に歩んでいる

そして、何よりも大きな変化は、弓子さんが悠生さんと結婚して佑君という元気いっぱいの男の子のお母さんになっていたこと
いつも静かで、聡明で、美しい弓子さんだがどこか淋しい感じが拭きれなかったけれど、弓子さんに家族ができた
自分のことのように嬉しい

活版印刷三日月堂も着実に仕事を広げていた

古き良きものを見直すきっかけも与えてくれた本だった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月28日
読了日 : 2020年9月27日
本棚登録日 : 2020年9月25日

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