猫の傀儡(くぐつ) (光文社文庫 さ 27-5 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社 (2020年5月13日発売)
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感想 : 54
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これは猫好きにはたまらない小説でしょうぬ。

猫には傀儡師なる役を持つものがいて、傀儡になる人がいる。

猫達に困った事があったら、傀儡師が傀儡を使って解決しなければならない。

これは大役ですね。
ですが、主人公のミスジは賢くて、大店の息子なのに、家を飛び出して狂言作者をしている、売れてないけど、阿次郎と見えないバディを組んで解決していく。

色々な事件を解決し、最期に待っているのはミスジの前の傀儡師、順松の傀儡だった雨月と、事件の中で出会い阿次郎の飼い猫になったユキの元飼い主を探っていくのは、流石、ミステリも書かれる西條奈加さんならではですね。

面白かった‼️

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月20日
読了日 : 2021年2月20日
本棚登録日 : 2021年2月9日

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