サブプライムの仕組みを理解したうえで、
現在の世界の金融情勢なんかもわかります。
これ読んじゃうと余計投資が怖くて、
先行き不安に駆られてしまうよ。
作者の意図に反して。
サブプライムのバブルの実態ってよくわかってなかったので、
そのあたりは特にわかりやすいです。
かなりざっくりで、細かいところは違うかもしれませんが・・・
不良債権(住宅ローン:サブプライムローン)を
パッケージして証券化して、保険をかけることで格付けも上げる。
見かけ上はローリスクハイリターンの証券がバカ売れ、
住宅ローンもバンバン組まれて、金利も上がり続ける。
金融機関も金利上昇を前提に
レバレッジ(借りた金使ってさらに儲ける)かけて金を使いまくり荒稼ぎ。
しかし、そこで逆回転が起こる。
金利上昇に伴い、ローンが払えない人続出。
保険会社も支払い能力が追いつかない。
そうすると、ローリスクで買った投資家も一気に逃げ出し、
金が回らなくなって、破産すると。
証券そのものへの信頼と格付け機関の信頼が大きく失墜。
欧米諸国には、金融機関どうしで救済する金もない。
そこに中東・アジアの金で救済がはいる。
それは世界金融勢力図にも今後影響があると。
アメリカがどこまで沈むのか、もう昇らないのか。
誰にもわかりませんね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
金融
- 感想投稿日 : 2011年5月17日
- 読了日 : 2009年7月15日
- 本棚登録日 : 2011年5月17日
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