【選読理由】
戦争ビジネス、普段日本で生活している中ではあまりにも馴染みがない領域の話であるが、そこで多額のお金が動いているということと、日本はその市場をおさえきれていないということはなんとなく知っている。
ーそんな状態から、その実を幾らか知りたいという理由で読んだ。
【概要】
本書は2005年に出た本であり、「最新の」というわけではないが、その道の専門家である著者によって、世界の民間軍事業者(傭兵)に関する歴史や事実を紹介している。
構成としては、
第一章:執筆のきっかけとなった事件
第二章:戦争ビジネスの歴史
第三章:紛争地帯の戦争ビジネス
第四章:アジアの戦争ビジネス
第五章:現代の戦争ビジネス
といなっている。
【感想】
概ね私が知りたいと思っていた様な知識を幾らか得ることができて、「こんな世界線で外交等が進んでるのか」といった発見があった。とりわけ、国連安保理の常任理事国がさしずめ「死の商人達」という表現は言い得て妙であった。
一方で、本書全体を通して「細かなケースの羅列」というような書かれ方をされており、一般的な本を読んだ時の様な「体系的な知識を得た!」という感覚には至らなかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年4月17日
- 読了日 : 2021年4月17日
- 本棚登録日 : 2021年4月17日
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