パパ1年生

  • かんき出版 (2012年2月22日発売)
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本棚登録 : 191
感想 : 34
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ファザーリングジャパンの安藤さんの本。
対象年齢は0-3歳までのパパをターゲットにしている。

僕は、「新しいパパの教科書」でファザーリングジャパンの「仕事も子育てを楽しむ」という考えに共感して、本書を読んでみることとした。

「新しいパパの教科書」と内容は似ているところは多い。ただ、「新しいパパの教科書」は硬い感じで記載されているが、本書は漫画を交えたり、語り口が柔らかかったり、こちらの方が新しいパパには読みやすい。

以下気になった内容

◼️「心から楽しい」という体験を子どもにさせるためには、一緒にやっている大人が、心から楽しむことが一番なのです。パパの笑顔が、子どもの楽しい気持ちを倍増させます。・パパが好きな絵本を心底楽しんで読むと、子どもも楽しくなります
→パパが楽しむことを子どもが楽しんでくれるかどうかは別問題。ただ、心掛けとして「パパが楽しむ」という前提に立つことが大切!だと理解した。


◼️もし、あなたの余命が1週間だと宣告されたらどうしますか?仕事をしますか?
→僕は家族と過ごそうと思う。皆はどうですか?


◼️育児は10年ほどの期間限定のプロジェクト
特に乳幼児は命をかけたプロジェクト
→夜中の寝かしつけは本当に眠くて、フラフラなので、赤ちゃんを落としそうになることもしばしば。自分が寝てしまっては、赤ちゃんの命の危険がある。更に、ママは全治6-8週間程度。パパがサポートしないでどうする。


◼️叱る時のポイント
◎言葉が通じない頃
ダメと叱ってもわからない。
→これは僕は怒ってしまっていたなぁと反省。特に、子どもが1歳の時、食卓での食器を投げたり、落としたりすることに対して、結構頑張って「ダメ!」って言ってたのだけど、子どもはニヤニヤするばかりで何も意味が無かった。3歳になった今、叱ることに意味がないことは経験で理解した。


◎夫婦同時に叱らない
→子どもにとって、大人は絶対に力ではかなわない存在。しかも、自分がしたことが「悪いことをしと!」という自覚もない。そういう状態で、大好きな親2人から責められるって本当に怖いことかもしれないなぁと感じた。



◼️育児で学んだことは仕事でも生きてくる
◎人を褒める技術がうまくなる
→これは超共感。やったこと、チャレンジしようとしたこと、存在してくれること自体に感謝できる。他人と比べずに自分の子どもの成長を褒めようとか、褒めるだけで無く感謝を伝えようとか、子どもに対してどういうように伝えるかを工夫してきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月22日
読了日 : 2020年10月21日
本棚登録日 : 2020年10月21日

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