エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2013年11月8日発売)
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感想 : 85
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ヒューゴー賞とネビュラ賞を受賞し、映画化もされた名作SF。ふと入ったブックオフで見つけたので、これは機会と手に取ってみた。

昆虫型異星人バガーによる二度の侵攻を退けた人類。バガーによる三度目の侵攻に備えるため、IF(International Fleet=国際艦隊)は、候補となる幼い子供たちの体ににモニターを取り付け(文字どおり)モニタリングし、素質のある子供を遥か宇宙に設立されたバトル・スクールに送り込み、優秀な艦隊指揮官を養成していた。
主人公である少年エンダーは、その素質をIFに見出された一人だが、バトル・スクールの責任者であるハイラム・グラッフ大佐らは、彼の素質が前回のバガーとの戦いにおいて勝利の立役者となった天才戦艦指揮官、メイザー・ラッカムの再来となるものだと期待を寄せていた―――。

家族と別れ、遥か宇宙にあるバトル・スクールで艦隊指揮官としての才能を磨いていく天才少年エンダーを描いた作品。IFの期待を裏切らず、バトル・スクールで頭角を現していくエンダー。一方の地球では、彼の兄姉であるピーターとヴァレンタインが、ネット上で匿名アカウントを使用して政治論評を展開し、影響力を広げていく。今後、どのような形で彼らは"交差"するのか。バガーによる三度目の侵攻は本当に起こるのか。(下巻に続く。)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月25日
読了日 : 2022年6月25日
本棚登録日 : 2020年7月18日

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