「場当たり的」が会社を潰す (新潮新書)

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  • 新潮社 (2019年3月14日発売)
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200622「場当たり的」が会社を潰す 北澤孝太郎
縦社会の強い日本は、本気で「戦略」を作ってきていない
体育会系の営業強化一本でやってきたツケ
経営を担える人材がいない・育たない
本質を考えるより、訪問件数に向かう社員が評価される
コロナでその体質が変わるのか?

「会社」
「強い思い=大目標」→「戦略」→「戦術」
戦略には一貫性、戦術には臨機応変
戦略の不全=「場当たり的」戦略不在・思いつきの戦術
戦略が論理的・合理的でなく、ブレると
組織は成果を上げられず、職員は成長感なく、徒労感

「リーダー」
論理性・思索力の有無 言語化(Data&論理) 
「一般論」で主張を正当化、「戦術」は対症療法
無責任経営 会社に対しても、社員の成長もない
→昨今の風土

200610
Top Leaderのビジョンの大きさ=器の大きさ
本質論・戦略論ではなく、「やってる感」を優先
表面的で・成果なく・徒労感が横溢する 
 人的エネルギーの浪費・人材の枯渇

顧客第一主義スローガン 抽象的一般論 誰も否定できない
しかし実効性もない 自分の主張は通せる
 会社の方向性・部下の成長に関心はない Meオンリー

ミドルに頭を使わせる目標設定を
 数値目標ではなく
 課題に対する施策を考えさせる

高い目線
 人は一度高い視点を得ると、応える実力へ努力する
全員が考える組織へ
 変化する外部の状況の本質は何か
 対応する手立てはどういう打ち手なのか
⇒スローガン100回の唱和より1つの「ストーリー」
 自分で主体的に考えて納得する方策が大事

陸軍・体育会系の組織運営はもはや通用しない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年5月1日
読了日 : 2019年5月1日
本棚登録日 : 2019年4月8日

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