生きづらさについて考える

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  • 毎日新聞出版 (2019年8月24日発売)
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2020/12/31 内田樹☆☆☆生きづらさについて考える
教養主義に立脚 佐高信・金子勝と同じく政権に直球を投げる
安倍政権は言葉を否定しているので、気にも掛けないが
本質を突き続ければ、必ず強固なピラミッドも崩れ始める

1.「社会的共通資本の価値・重要性」 宇沢弘文・岩井克人先生 塩野谷祐一先生にも
 主流派経済学=新古典派経済学の体制擁護・非公正さから民意は離れている
 新自由主義の跋扈は、竹中平蔵氏のおカネを巡る胡散臭さにもとうに気がついている

2.高齢化時代の新しい福祉社会国家のビジョンも描けず
 世代・ジェンダー・人種など様々な「断層」を作らざるを得ない体制の矛盾
 基本に「収奪のメカニズム」があり、「格差の拡大」が必然であることは、
 体制の腐敗・自壊をもたらすのは、古代より中世・近世の王制と変わらない
 
3.教育の劣化(184)
 海外からは厳しい評価 国内では無視 戦前と同じ空気
 管理肥大化 現場に責任を押しつけ 現場は疲弊
 安倍政権で加速 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年12月31日
読了日 : 2020年12月11日
本棚登録日 : 2020年5月28日

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