原題:Long Time Coming
ヒロイン:マーニー・ヒッブス 31歳
ヒーロー:ローレンス(ロウ)・ジョシュア・キンケイド 39歳
ヒーローの職業が宇宙飛行士の話は初めて。
「海軍士官」でもいいじゃないか?って思ったけど、つまりは、世間様にヒーローの顔が売れていないと話が進まないので、このような職業選択になったのかな?
さて、サンドラ・ブラウンの本もこれで7冊目の読破となりましたが、この話は「可も無く、不可も無く」と、言ったところ。
読んでいて、胃が痛くなりそうな辛らつなヒロインとヒーローとのやり取りも無く、安心。ヒロインは牧師の娘さんですからね、人の心をチクチク刺すような話の仕方をされては困ります。
ヒロインは14歳から姉の産んだ子供をを育ててきました。その子供デイヴィットはそれはそれはすばらしい息子に育って・・・。
私もどうしたら、こんなにステキな息子に育てられるのか、本当に教えて欲しいほどです。また、自分で産んだ子供ではないが、お互いに無くてはならない存在でずっと一緒に生きてきた子供を、ヒョッコリ現れた父親(ヒーロー)に奪われてしまったらと思ったら、涙が出てきました。しかも、その父親は非の打ち所のないほど、世間で評価を得られている人物。お金も持っている。自分にはお金もないし、病床の母親も抱えている。
結局、最終的に3人が家族になって話しは終わるけど、もし、そうならなくても、デイヴィッドは、決して、マーニーのそばから離れる選択はしなかったと思うな。。。デイヴィッドは本当に母マーニーを愛しているもの。彼はきっと裕福な暮らしよりも、信頼ある父親よりも、何よりも、苦労しながら自分に愛情を注いで育ててくれたマーニーを捨てることはないでしょう。若くて美人で料理も上手の自慢の「母さん」だもの!
なんて、いい息子なの!!
いったいどんな大人に育っていくんでしょう。
彼が大人になった話が読みたいな!!
- 感想投稿日 : 2013年5月18日
- 読了日 : 2013年5月18日
- 本棚登録日 : 2013年5月18日
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