小林多喜二 絵:原恵一郎
プロレタリア文学
昭和初期 函館
蟹工船は蟹工場船だった。蟹を釣ったら缶詰に。
男たちは家族に少しでもお金を入れるために蟹工船へ働きにきた。
労働環境は過酷で、オホーツク海の寒い海での漁業は身体中が冷え切っている。ご飯は少ない上に、風呂はだんだん入れなくなる。監督は漁獲量を上げるために報酬より、体罰で全員を追い詰める。
一方、国内では資本家に対してプロレタリアがストライキ、サボを起こす、赤化(せっか・社会主義の流れ)が強まる。その噂が船員たちの耳にも入り、船員達は団結し、抗議を始める。ストライキは2度行われ、函館へ帰還した時に、監督はストライキが起こったことで一戦の報酬もなしだった。
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- 感想投稿日 : 2021年4月25日
- 読了日 : 2021年4月25日
- 本棚登録日 : 2021年4月25日
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