図書館で見かけて斜め読み。84歳での著作ということで梅原猛のかつての気迫は感じられず、また内容的にも目新しさが無く面白くなかった。自著「神々の流竄」での出雲神話フィクション説を撤回し、その分やけに出雲を持ち上げ、最後は出雲の王オオクニヌシにフィクションと主張していたことを謝罪する、という本。
梅原猛といえども発掘された遺跡(荒神谷遺跡の銅剣358本、加茂岩倉遺跡の銅鐸39個、出雲大社の巨大柱)には勝てなかったわけで、もっと考古学的研究に予算を付けて強化するのが効率的と思った。予算があれば投入できる新技術もあるのではないか。
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- 感想投稿日 : 2022年9月26日
- 読了日 : 2022年9月24日
- 本棚登録日 : 2022年9月24日
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