私のおばあちゃんへ (韓国女性文学シリーズ)

  • 書肆侃侃房 (2021年9月8日発売)
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本棚登録 : 94
感想 : 7
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こんなアンソロジー読んだことない!
『きのう見た夢』ユン・ソンヒ 最も現代的な老婦人かも。
『黒糖キャンディー』ペク・スリン
すてきなのにまどろっこしいようなロマンス
ラストにしびれる、おばあちゃんの真骨頂

『偉大なる遺産』ソン・ボミ
この中では一番ミステリで孫娘は大事件に直面するし
忘れてたはずの過去をつきつけられる、損な役割

『十一月旅行』チェ・ウンミ 『第九の波』の著者
まるで嗅覚を働かせて読むような短編だった

『アリアドネーの庭園』ソン・ウォンピョンは『アーモンド』の著者 こんなに怖い近未来SFをかく人だったとは!これは既に現実となっている

おばあちゃんを安易なカテゴリ化して描くのはもう止めてほしいと思った
作家のみなさん、[おばあちゃん]は金脈ですよ
私の来し方行く末を考えて読んだ

普通の人生を生きてるように見せて全然違う老婦人たちの物語だった

中の挿絵が良かった、でも表紙はちょっと合わないかなぁと思う

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月19日
読了日 : 2023年2月19日
本棚登録日 : 2022年10月21日

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