読書家の名文である。諧謔に満ちた簡潔さで権威を懼れず、ばっさばっさと切り倒す文章はどれも一気に読ませてしまう。この人とは『お言葉ですが・・・』を14巻ほど読んだのが始まりで、今でも時々読み返している。
文章中の引用文や参考図書が気になり、ついその派生本にまで手を伸ばしてしまう。追究していたら際限がない。この本の読書中も氏が紹介した数多い本の中からの数冊を古本屋や図書館に注文してしまった。積ん読はますます溜まる一方である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2011年4月16日
- 読了日 : 2011年4月16日
- 本棚登録日 : 2011年4月16日
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