エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)

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  • 中央公論新社 (2020年2月18日発売)
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エリザベス2世の治世に関わってきた各国の首相や側近の言葉からは、彼女が聡明でいかに国際社会で重要な役割を果たしていたかがわかる。形式的なコモンウェルスの紐帯なのではなく、コモンウェルスが「家族」であることを再認識したうえで、国家関係の緊張ですら解いてしまう。彼女の人柄の良さや君主としての尊厳がイギリスをも超えて保たれているのはそういった彼女の賢明さがあるからだと思う。普通の人には到底できない立ち回りであるし、今後ロイヤルの中でエリザベス2世を超える治世を作ることも難しい気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年12月18日
読了日 : 2022年10月4日
本棚登録日 : 2022年12月18日

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