「愛欲の悲喜」が描かれた作品らしいが、正直「どのあたりが……? 愛欲……?」となってしまった。「愛欲」と聞くと、ぎらぎらとしたイメージがあるのだが、この作品には、それが感じられなかったのが「愛欲?」となってしまった一因なのかもしれない。
ヒロイン・銀子の半生を淡々と描く筆力は見事だったが、彼女の過去を負いすぎて「いつ、現代パートに戻ってくるんだ……?」と思ってしまった。絶筆なのが、本当に惜しまれる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年5月24日
- 読了日 : 2020年5月2日
- 本棚登録日 : 2020年5月24日
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