縮図 (岩波文庫 緑 22-2)

著者 :
  • 岩波書店 (1992年9月1日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 5
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「愛欲の悲喜」が描かれた作品らしいが、正直「どのあたりが……? 愛欲……?」となってしまった。「愛欲」と聞くと、ぎらぎらとしたイメージがあるのだが、この作品には、それが感じられなかったのが「愛欲?」となってしまった一因なのかもしれない。
ヒロイン・銀子の半生を淡々と描く筆力は見事だったが、彼女の過去を負いすぎて「いつ、現代パートに戻ってくるんだ……?」と思ってしまった。絶筆なのが、本当に惜しまれる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年5月24日
読了日 : 2020年5月2日
本棚登録日 : 2020年5月24日

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