オペラ・フィオーレ 花よ荒野に咲け (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2006年5月31日発売)
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本棚登録 : 156
感想 : 6
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冒頭の三人のやり取りは面白かった。コントか!(笑)
"男の浪漫"が"毒草を噛む事"って、全然自慢する内容じゃないけどね…理解は出来なくないけど、"病弱"な体で良くやるわ(苦笑)
重たい雰囲気だった前巻までを考えたら、このくらいの笑いはあってもよいよ。

入りの掴みは良かったけど、何故か遅々としてページを捲る手が重たかったのだ…。
ここで語られる"愛"って本当に愛?
なんかすごく軽い言葉に聞こえて不快になるんだけど…。
カナギと同じ意見で、どうすれば"愛"と受け止められるのか分からんなぁ…。
こじつけに聞こえるからだろうか…。

ミリアンは、まだ向こう見ずな所が多いな。
何かしたい、大事な人達を助けたいって気持ちは分かるけど、その力を以て成すには心が幼すぎる。
最後に何やら関係のある方が登場しかけたけど、どうなるのかな?

ソラは、やっぱり創られた存在って立ち位置なのか?
何の為に放浪のような身でいるのか、"人"を知る為?世界を知る為?
まだまだ情報が足りない。

カナギは真面目なのか、頑固者なのか、お節介なのか…?
魔物を取り込んだ体に浮き出る痣って、某映画ですか?
意外とおとぼけキャラに見えてきちゃって、残念さが浮き彫りになって可哀想になってきた。
なんかもっとくそ真面目な感じで"己は己"的な孤独感を出してもいい気がするけどなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: THORES柴本様
感想投稿日 : 2022年4月14日
読了日 : 2022年4月12日
本棚登録日 : 2022年1月23日

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