オペラ・ラビリント: 光と滅びの迷宮 (角川ビーンズ文庫 56-5)

著者 :
  • 角川書店 (2007年3月1日発売)
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本棚登録 : 131
感想 : 4
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やっぱり、カナギとミリアンの恋愛は受け付けない。
純粋同士?だから、余計にムズムズするんか…でも無理だわ、ごめん。

バシュラールも一貫して危ない立場なのね。
"ソラ"という存在が誰にとっても特別な意味を持ってることが分かる巻だな。
それぞれの思惑に必要な…と言ったところか。
何にしても、カナギサイドとバシュラールサイドが手を組む形になったのは意外かも。
その中心にいるのは、やっぱり"ソラ"だけど、カレの小言が少なくて寂しいね。
それに、カナギ達といた時より、心が無くなってるのが気になる。

カナギの服装が詰め襟&手袋の理由が分かって、胸がキュッとなった…そういうことか…悲しい現実。
いつもだけど、本当にギリギリの状態でいたのね。

ミリアンのお姉さん、総教主様だったか!
"ひと"としてではなく、利用される存在として生まれ出でたって、どういう経緯だったのかな?
まだ自我を保ててる?
でも、"表と裏"の人格が存在してるのね。

この話の中で皇帝の存在って薄いから、突然前面に出てきたのも???って感じ。
ちょっとヤバイ人認定してるんだけど、これからどうするのかな?
デクストラ(総教主)と異母妹でありながら、"神"になりたい人…危ない!

序盤に登場して音沙汰無かったバシュラールとシュナル…シュナルにも後ろ暗い部分がある人だったんだ。
敵対するってことになるのかな…救われてほしい。

なんか伏線を張った巻だった。
これをどう繋げてくるのか…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: THORES柴本様
感想投稿日 : 2022年9月4日
読了日 : 2022年9月4日
本棚登録日 : 2022年1月23日

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