かなり長い話でしたが、話の世界にどっぷりと浸ることができました。
女中の視点で語られる三枝家と重光家、太郎とよう子の関係も面白かったし、舞台になっている軽井沢や小田急沿線も馴染のある場所だけに情景がすんなりと思い浮かんで、ぐいぐいと引き込まれました。
よう子視点での話も読んでみたかったけど、ここは想像するしかないといったところが残念。
冨美子視点からだと、よう子が何故そこまで雅之と太郎といった2人の極上の男性に溺愛されるのか、そこまで魅力が伝わらないのだが、そこは冨美子のよう子に対する嫉妬心みたいなものが含まれていて魅力が伝わる描写になっていないのかな、と思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年1月14日
- 読了日 : 2015年1月14日
- 本棚登録日 : 2014年11月8日
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