千の顔をもつ英雄 上

  • 人文書院 (2004年2月20日発売)
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68 名前:Anonymous 投稿日: 2013/10/24(木) 06:45:59 ID:gEgQNwmo0
今まで少女漫画ってことで全然見てなかったけど『ガラスの仮面』
ってなかなか神秘主義の立場から見ても名作だね。
主人公のマヤに対し、先生が先の仮面を持つ少女、というのは
ジョセフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』から来ていると思った。

69 名前:Anonymous 投稿日: 2013/11/04(月) 07:50:08 ID:KS9Dsth.0
千の顔をもつ英雄、かなり面白そうだね。
http://1000ya.isis.ne.jp/0704.html

でも、これってどういう意味なんだろう?
かなり気になるんだが。。

>神話というものは、「一」と「多」の間にいかなる危機や裂け目が生じるかという物語なのであるということを――。
>ひるがえって、英雄とは、その「一」と「多」の間に出現する危機と裂け目を克服した者であり、
>その境界がどこにあるかということを告げるために用意された装置だったのだ。

70 名前:Anonymous 投稿日: 2013/11/15(金) 00:36:43 ID:kQ7hqbyU0
「一」が神のことなのか、主人公のことなのか、理念モデルの意味なのか、
また「多」が人間のことなのか、主人公以外の登場人物のことか、現実に生じるイベントのことなのか、
それともこれら全部の意味なのかがよくわからないな。

>英雄とは、その「一」と「多」の間に出現する危機と裂け目を克服した者であり、

これは神話における英雄とは、半神半人であるために人間の最高能力=人間の能力の限界を
象徴するものであって、英雄譚のおけるさまざまな試練、誘惑、成功、堕落などは誰もが
経験する人生におけるいろいろな困難の象徴ということ。

そして神話のストーリーを聞くものは英雄に自己を投影することで人間の限界を知り、今後の
人生における困難の克服仕方を学ぶことが出来るということ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ:  ┗神話
感想投稿日 : 2013年11月16日
本棚登録日 : 2013年11月16日

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