ソニー創業者の井深氏が教育研究にも力を入れていた、ということを先日読んだ本で知りました。それで実際の
著書を読んでみたくて手に取ったのですが、これがなかなかためになる話ばかりで。どの話もとてもわかりやす
かったです。<BR><BR>
『三つ子の魂百まで』という言葉は嘘じゃないと思うんですよね。<BR>
子供も居ない私が言うのもおかしいのですが、小さい子の吸収能力はものすごく高いのではないかと最近特に思います。<BR>
私自身はあまり音楽が得意ではないのですが、よく『お父さんが音痴なのでこの子も…』なんて、能力は遺伝
だと話をよく聞きます。確かに我が家も家系的に音楽の才能はあまりありません。ですが、良い音楽を聴く機会に
恵まれればそんなこともなく、たとえ家族が音楽をやらずともカバーできるんですね。(何でも、子供はシンフォニーの
パート毎の音を聞き分ける能力を持ち合わせているそうです。)言葉を覚えること、運動能力を身につけること、
語学力等等早ければ早いほどぐんぐん吸い取っていく力がどの子にもあるということでした。<BR>
面白いな、と思ったのは『ムチはムチとわからないうちに使え』という話。子供が反抗する前にこそ厳しく、というのが
井深氏の意見でした。うーん、実際そう上手くはいかないだろうなとは思うものの、子供の力というものは興味深いです。
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ゆとり教育、がさけばれて久しいですが、勿体無いですよね、力が有り余っていそうで。逆に高校・大学となって
詰め込まれても遅いなぁ…と、身を持って経験中の私には、可能性を寄り多く秘めたこともたちが羨ましいです。
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(20031月30日)
- 感想投稿日 : 2007年8月25日
- 読了日 : 2007年8月25日
- 本棚登録日 : 2007年8月25日
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