第22回 日本ホラー小説大賞受賞作。
審査員である綾辻行人・貴志祐介・宮部みゆき の御三方が大絶賛だったとのことで、あらすじもよく知らずに読んでみました。
現代が舞台であるけど、正体不明の何か妖怪的なモノに狙われるという典型的なホラー。
各章で語り手が変わり、ストーリーが進んでいく。
一章で夫目線の夫婦像、二章目で妻目線の夫婦像、それぞれ全然違って化け物よりもこっちの方が恐ろしかった。
三章で無敵そうな霊媒師がやってきて対峙するとこからガラッと雰囲気が変わってしまったのが期待していた展開と違ったけど、これはこうするしかなかったのかな。
あと、この作者の癖なのか句読点が多くて最初は読み辛かった。
私は心で声に出して読むタイプなので、しっかり「、」「。」で一旦区切るので読むペースがより遅くなってしまう。
最後の方ではそれも慣れてきたのでまぁいいのですが…結構楽しんで読めたので次作も続けて読みます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
澤村伊智
- 感想投稿日 : 2017年4月1日
- 読了日 : 2017年3月31日
- 本棚登録日 : 2017年3月28日
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