中学校内でのいじめをテーマにしたファンタジー。
「僕は夜、ばけものになる」
ばけものになるのは比喩かと思っていたけど、本当にばけものになる話だったとは…。
クラスでいじめに遭っている女子生徒・矢野さん。
昼間はいじめに我関せず、夜はなぜかバケモノの姿になる主人公・あっち―。
宿題を忘れて夜にバケモノの姿で取りにいくと矢野さんとばったり遭遇。
その日から、夜の1時間を矢野さんと学校で過ごすことに…。
はっきり言ってくどかった。
全く面白くないわけじゃないけど、腑に落ちない点がいくつもある。
読者に投げっぱなしで説明不足、なのに主人公の心理描写がいちいちくどい。
目の前でいじめられてるクラスメイトがいるのに無視しちゃいかん。っていうメッセージ性が強すぎるのかな。
誰だっていじめられたくないから、ずれないようにうまく立ち回るのは防衛本能だしねぇ。
最後のあっちーの行動によって、笠井がどう動くか気になる。
あっちーを助ける?見捨てる?それとも違う誰かを標的に仕立て上げる?
これも前作同様、読むタイミングを間違えたかしら。
中高校生向き?
人気作家だし評価高いので読んでみたけど、住野よるさん苦手かもしれない。
デビュー作の「君の膵臓を食べたい」を読み終えてから今後も読むか考えよう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
住野よる
- 感想投稿日 : 2017年3月24日
- 読了日 : 2017年3月23日
- 本棚登録日 : 2017年3月18日
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コメント 1件
遠藤さんのコメント
2019/03/28