恋愛小説のイメージが強い唯川恵さんだったが、今回はゾッとするような話が多かった。
どの話もちょうどいい長さで、読みやすかった。ところどころグロテスクな部分があって、ダメな人はダメだろうなと思った。
「降りやまぬ」が1番好きな話だった。梅雨のジメジメした静かな環境と不穏な雰囲気がずっと漂っていて、読んでいて心がザワザワした。カオルが10年もの月日をかけて澤子に復讐しにきたと言うのは驚くが、カオルは澤子の夫に恋愛感情を抱いたために奪ったのか、それともただ復讐のためだけに夫を奪ったのか気になった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月27日
- 読了日 : 2023年9月27日
- 本棚登録日 : 2023年9月27日
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