日経BPの「誰も教えてくれないシリーズ」の一冊。
「問い」について考え始めるための参考図書として読む。
「質問するスキル」の効用
「質問するスキル」の4要素は、抽象化、問いかけ、フィードバック、+議論の見える化(これだけでやや要素としては異質。
あとは、仕事を軸にした「質問活用場面」ごとの説明
「要求」を引き出す。質問によるスコーピングといえるか。右向き(下位)と左向き(上位)(バリューエンジニアリング的思考)。・・・仕事は、誰かの要求から始まる、というのは面白い着眼。要求=欲求でもあるし、will can must の will でもある。それがどのようなものかを明らかにするための質問群。根底には、どのような要求に応えるべきなのか、という問いがある。
「人」を育てる。質問によるマネジメント。・・・要求に応えることを前提にしたときの成果を出すための質問群。根底には、成果を出すにはどうすればよいか、という問いがある。Management by walking around を思い出す。
「議論」を深める。質問によるファシリテーション。集団での問題解決。こつは一言でいえば明確にする、ということか。論点の維持、要約、具体化、図式化
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カテゴリ:
コミュニケーション技術
- 感想投稿日 : 2022年3月3日
- 本棚登録日 : 2022年3月3日
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