睥睨するヘーゲル

著者 :
  • 講談社 (1997年1月22日発売)
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感想 : 12
5

・心に残った言葉は、以下など。

1)哲学は、生きるための何の役に立つのか?

1.世の人々が自明と信じ、それに基づき生きている諸々の価値を、なぜ自明なのか考える。

2.人々が普通は考えずに生きていることを、しっかりと考えて生きるのだから、これが力強くならないわけがない。

2)「将棋の神様と指している」 by 羽生名人

1.彼が対座しているのは、対戦相手ではなく、実体としての無限である。
 ・無限の向こうへと、自身のさらなる完成を目指して前進する思考。

2.将棋とはいえ、目に見えない、一人きりの神を対戦相手の一種やはり創造。
 ・またそうでなければ、その職業が宿命的であるはずがない。

「宿命に動機はない、必然だけがある。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人生
感想投稿日 : 2018年9月29日
読了日 : 1999年7月12日
本棚登録日 : 2018年9月29日

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