死と生きる: 獄中哲学対話

  • 新潮社 (1999年2月20日発売)
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感想 : 23

印象に残った文章は以下。

1)未徹在、悟後の修行が大事

 1.気づくことは実は易しく、それを「保つ」もしくは「為す」ことの方が、よほど難しい。
           ↓
  「わかった」そのことを絶対としてのその質を、この人生において生きること、生き通すことの如何に困難であるとか。

 2.「悟後の修行」が大事

 ・人は一度わかったことを忘れます。

 ・意識的に、自覚的に努めない限り、わかったことを忘れてしまうのです。

2)哲学は素質

 ・万人に哲学が可能なわけではありません。あれは素質です。

3)次世代へ

 ・真理を認識し、生み出すのに不適当な人間は、自己の肉体を超えて、次世代に求めようとして、子孫つまり子供を生もう、残そうとするのではないか。そう魂が求めているのではないかとも思える。
 
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人生
感想投稿日 : 2018年10月21日
読了日 : 1999年5月27日
本棚登録日 : 2018年10月21日

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