いじめによる痛ましい事件が起きる度に、「逃げろ」「死んじゃだめだ」とみんな言うし私も思う。しかし、死なずに逃げた先でどうしたらいいのかが今ひとつ漠然としていると云うか、じゃあ今度はどこまで逃げたらいいんだろう?みたいな。ゴールの見えないマラソンを走るのは大人でもしんどいものな。
そんな歯痒さをも感じていた矢先だったので、サイバラ先生のメッセージには非常に感動しました。『カネの話』もそうでしたが、キレイ事を言わずに希望を持たせるってすごい事だと思います。
また、故・鴨ちゃんの戦場での経験が凄まじい。
「子供は無垢で純真で天使。故に、残酷」そんな側面をこれほどの説得力をもって訴えかけてくるエピソードはちょっとないんじゃないでしょうか。
いじめている側の無自覚や残酷さや罪悪感の無さって、こういう事なんだよ。いじめ被害者・加害者・傍観者、全員に突き刺さるのでは。
全ての学校図書館、学級文庫に入れていただきたい。
一刻も早く。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本(日本)
- 感想投稿日 : 2013年1月31日
- 読了日 : 2013年1月30日
- 本棚登録日 : 2013年1月31日
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コメント 7件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/01/31
F本さんのコメント
2013/01/31
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/02/04
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2013/02/08
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2013/03/15
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2013/03/19
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2013/04/30