作画当時をふりかえった文章から、五木先生(著者)と山口さん(挿絵画家)との意向の違いからくる不協和音があったんだなと知れた。
どちらの気持ちもわかる気はする。
作家として自分の文章に対して具体的なイメージを持っている人も多そうだし、そこから離れたものは受け入れがたいだろう。
また画家としては自分の持ち味があるだろうから、それを色々と制約をつけられて表現できないのは悔しいだろう。
山口さんの絵は五木先生には洒落が効きすぎてたんだろうな。
自分的には好みの挿絵だけど、ふざけ過ぎって思う人がいてもおかしくはないかも。
お互いの攻防に注目してしまったけど、あとがきではちゃんと五木先生に感謝を述べられててなんかホッとした。
読書状況:読みたい
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年5月17日
- 本棚登録日 : 2023年5月13日
みんなの感想をみる